
熱心な音楽&ファッション・マニアの間で大きな話題となった本書を、もう2年近くが
経とうという今になって紹介するのも、何だかピントがズレてる気がしなくもない。でも、そうは言ってもまだまだ多くの人に見て欲しいし、実際、ぼくの周りにもこの本の存在を
知らない人が予想外にたくさんいたので、敢えて取り上げる。 このイギリスはロンドン在住のライター、ポール・ゴーマンが編纂した縦28センチ、横24センチという立派なサイズの本は、サブ・タイトルに「Adventures
in Rock&Pop
Fashion」とあるように、まさにロックやポップといった、いわば大衆文化のシンボルのようなモノが時代といかに拘わり、また、互いに共存してぼくらに多くの「マジック」の閃きを見せてくれたか、を検証するよう内容になっていて、文章は英語で正直ぼく自身もよく分からない部分もある。でも、何より「証
拠」としての写真の数々だけで十分に事足るモノである。 本編217ページすべてがまさにイギリスの若者文化、特にいわゆるサブ・カルチャーの歴史そのものであり、エルヴィスに端を発したR&Rの津波がいかに多くの若者を時代を超えて魅了してきたか、そして、そこに何が生まれたのかを知ることが出来る。簡単に言うと、「スゲー、ヤバい本」である。これを眺めていて何も感じない人は、ロックもファ
ッションも好きではない、関係ない、という人種であると断言してもいいだろう。別にこれが「聖典」であるとは言わない。しかし、必読書であることは保証してもいい。 ロカビリー、モッズ、ロッカーズ、グラム、パンク、ニュー・ロマンティック、ポスト・モダンなどあらゆるイギリスでの花々が集められ一堂に介しているのだ。アマゾンで購入したものだが、洋書店や大手のレコード店にもあるかもしれない。価格は24.99ポンドだから、まぁ、決して安いとは言えないが、その価値は十分以上だと確信する。 大貫憲章 / KENSHO ONUKI 表紙&裏表紙です。 中はこんな感じ。 マルコムの前書きです。 ジョーストラマーの手紙です。




