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チョー久々ですが、やっぱり忙しいとか言ってないでココでもキチンと更新しないとね。で、今回は4月の20日に行なわれた中から、大貫自身のセットリストの一部だけでも、って感じですが、お知らせします。
まぁ、最近はウィークデイや休日にクラブ遊びする人たちがほとんどいないので、さらに、ハタチ以下のヤングは法律で来れない仕組みになっているから、マジメにそれを守っている良いコの諸君は、来れないかもね。しかし、ヘンな法律、日本は作ったもんだというのがぼくの素直な感想。深夜、カラオケならよくてもクラブはダメなんて、どー考えても納得いかないッス。
それはさておき、グルーヴィー(以下GRC)は、もう13年もルームでやっているのだ。ロンナイの28年に較べたら、そりゃ、短いけれど、他に同じように長く続いているイベントは、そうは多くないね。特にロック系ではほとんどない、と言ってもいいかな。今のGRCのDJのメンツは大貫、DR.IHARA,MURA-JUN,OSADA,はせ、藤井悟、須藤一裕のベテランに、カリビアン・ダンディーの若手のAMEMITYA
KSK、さらには未来世紀メキシコからSATOSHI,SAUDIにウチのロンナイからRYOH.AKA.PACHUKABRAS,U-ichiなど多彩な(多数?)面々。ラテン系が最近は多いけどね。でも、ロックというのは「ロンナイ」同様、スタイルじゃなくアティテュードなんだから。レゲエもブレイクのエレクトロもハウスさえもOKなんだ。DJにお任せ。
でも、ぼくはロックにこだわってるから、形も中身も新旧のロックを、特に60〜70年代のロックやポップ、ソウルなどをプレイすることが断然多い。
今回はその一部を紹介します。
T-1 Baby It's
You / THE SMITH
紅一点ゲイル・マコーミックのシブいボーカルをフィーチャーしたロスのバンドのヒット曲(69年全米5位)。もちろん、オリジナルはシレルズで一般にはビートルズのカバーが有名。オルガンがいい味のスローで土臭い仕上がりがイイ。モリッシーがいたのはSが付くので間違わないようにね。
T-2 For What
It's Worth / CHER
今でも現役のシェールのソロからで、バッファロー・スプリングフィールドが67年にデビュー・ヒットさせた曲のカバー。アトランティック・ソウルの聖地、マッスルショールズでの録音でプロデューサーは社長のジェリー・ウェクスラーにかの(どの?)トム・ダウド。そう、エリック・クラプトンの『いとしのレイラ』をプロデュースし、近年ではプライマルの「ロックス」も手がけた故人。佐々木潤くんから教えてもらったものです。
T-3 30Days In
The Hole / HUMBLE PIE
元スモール・フェイセスのボーカル&ギターだったスティーヴ・マリオット率いるバンドの72年の3枚目『SMOKIN'』からのもの。アメリカで一番ウケたアルバムで、ロック・ファンには馴染み深い「カモン・エブリバディー」(エディー・コクラン)や「ロードランナー」(ボ・ディドリー)などのカバーもあり。とにかく濃いブラック・コーヒーみたいな味わいの作品。
T-4 All Right
Now / FREE
クィーンの復活劇に故フレディー・マーキュリーの代役として頑張ったポール・ロジャースが在籍したフリーはデビューした時、全員が十代の若者ということとその若さに似合わない技量とで話題を集めた。日本人ベムシストのテツ山内が在籍したことでも知られるが、この曲はいわば彼らの絶頂期を示すヒット。個人的には他にも「I'll
Be Creepin'」や「Walk In My
Shadow」など好きでプレイします。
T-5 No One Ever
Do / VINEGAR JOE
イギリスの特技ともいうべき、ブルース・ロック系のフィールドには実に多くの素晴らしいバンドやアーティストがいた。フェイセスやツェッペリンなどはその氷山の一角のようなもの。このバンドもそのひとつだが、成功には縁がなかった。しかし、その音楽は二人の男女ボムカルとサウンドの見事なコンビで聞くモノが多い。ちなみに女性はエルキー・ブルックスで、男はソロで見事成功した故ロバート・パーマー。この曲のアメリカ南部のニオイいっぱいのロックンロール風味のノリがイイ。当時のこの国内盤の解説はワタシです。
T-6 Before You
Can Be A Man / GRAHAM BELL
これもイギリスのホワイト・ソウルの隠れた才能、ベル&アークからソロとなったグラハム・ベルの72年のアルバムから、イントロのベースとドラムのブレイクな感覚のロール・インが印象的なソウル溢れるナンバー。サックスのメル・コリンズとドラムのイアン・ウォレスは名うてのセッションマンで、後にKING
CRIMSONに参加している。何より、彼のボーカルが好きで、ジョーコッカーやポール・ロジャースより青いけど、ひたむきなところに魅力を感じるね。
T-7 Singing The
Blues On Reds / PATTO
このバンドもゴキゲンなソウル・フィーリングを楽しませてくれる。リーダーでボーカルの故マイク・パトゥム率いる4人組の演奏は簡素でありながら十分な生命力に溢れ、まさにソウルそのもの。加えてギターのオリーハリソールの紡ぎ出すちょっぴりシュールな味わいのジャジーなプレイが素敵なアクセント。変わり者揃い。
T-8 Venga Venga
/ JO MAMA
これはフロア人気の高いバンドで、中でもこのスペイン語で「イケイケ」を意味するタイトルのナンバーは有名。サウンドもアレンジもラテン色が濃く、そういう点でフロア向きなのかも。アメリカン・ロックの好きな人なら、このギターが多くのファンを持つダニー・クーチことダニー・クーチマーであることくらいはご存知でしょうね。ロックでファンクでワールドなセンスのユニークな連中。
T-9 Oh Atlanta /
LITTLE FEET
いまだに多くのファン(例えばサザンの桑田くんとか)を持つアメリカのLA生れの普通そうで実はとんでもなくユニークなロックンロールを生み出したリトル・フィートの74年のアルバムから、彼らを一躍有名にしたのがこの曲。元マザース・オブ・インヴェンションのギタリストだった故ローウェル・ジョージとキーボードのビルペインを中心としたバンドで、他に「Dixie
Chicken」や「Spanish
Moon」など人気曲は多い。腰が思わず揺れるよ。
T-10 Sweet Home
Chicago / FOGHAT
思わず、フォグハット、なんて呼んじゃいそうだけどこれフォガット。イギリスのブルース・ロック・シーンから出たのに、活動はアメリカでした。いや、今も現役だから、です、か。ロンサム・デイブとロッド・プライスという二人にギタリストが火花を散らすブギーなロックンロールはアメリカ人好みかもね。日本人のぼくも大好きで、ちょい前にリイシューされた紙ジャケ・シリーズの1枚(デビュー作)の解説もしました。これはロバート・ジョンソンが書いた古典だけど、プレイはもちろん、思いっきりハード&シャープなノリノリで、ロッドのスライド・ギターがチョーカッコイイ。
T-11 Jackson /
NANCY SINATRA
彼女といえば、「にくい貴方」の邦題で知られる「These
Boots Are Made For
Walkin'」がカバーとかも多く最大のヒットだけど、他にも色々なヒットや隠れたイイ曲もある。「シュガータウンは恋の街」はカッチンが好きだし、オヤジさんの偉大なるフランク・シナトラとデュエットした「恋のひとこと」とか。これは彼女のプロデューサーやアレンジャーもやっていたリー・ヘイゼルウッドとのデュエットで、カントリー・ポップの定番をカバーしたもの。軽快なストロークで駆け巡るようなアレンジと二人の息の合った歌声がグー!ちょっぴりスカっぽい雰囲気も感じたりして。
T-12 Ghost Town
/ THE SPECIALS
これはDJのエンディングに回した曲。この日、ぼくの後は藤井サトルくんだったってことや、バンドの再結成のニュースとかあったから選んだのかね?ま、チェンジング・ムーズのためのナンバーです。81年全英1位のヒットで、当時のイギリスのありふれた街の寂れ行く姿をジェリー・ダマーズのオルガンやホーンでゴキゲンなアレンジのロック・ステディ風に仕上げてます。実はこの12インチのB面の「Friday
Night Saturday
Morning」もタイトル通りの爽やかクールな曲で、お気に入りです。チャーベくんもそう言ってました。
以上がおおよそのセットだけど、時間的に1時間くらいだから、実際にはもう何曲かプレイしてます。知らないバンドやアーティストが多いかもしれないけど、ぼく的には基本だと思うものがほとんどで、そんなにマニアックじゃないです。埋もれたイイ曲やバンドを紹介するのもこのパーティーの役目のひとつだしね。CDはなかなかレコード会社さんがノって来ないんで未だに新作の予定は未定だけど、何よりもルームに来て、自分始め、色々なDJのプレイをエンジョイしてもらいたいな。毎月の第3日曜の夜、渋谷でROCKIN'してますから。お〜、そういや、ROCKING
ONの編集部もすぐそばだったわ。でも、ウチの方がロッキンしてますよ。
大貫憲章 /
KENSHO ONUKI ( KENROCKS)
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