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大貫憲章 /KENSHO ONUKI 最近また友人から、ぼくの写っている古い写真をもらった。でも、自分の写真を他人からもらう、というのもある意味、妙な話ではある。しかも、その写真の存在を本人であるぼく自身がまるで忘れていたのだから。 これは多分、86〜7年の頃じゃないかと思うのだが、それすらハッキリしていない。記憶の細胞はもう完全に崩壊しているような気がする。ただ、ここの場所については今でもよく覚えているから不思議だね〜。ロンドンのクラブ「GOSSIPS」という所で、そこに出かけた理由も覚えている。ちょうどその夜にそこで当時気に入っていたバンド、DR&THE
MEDICSのメンバーたちがそのクラブを借りて、「サイケ・パーティー」みたいなイベントを行なうというので足を運んだのだ。サイケといっても、感覚的には今で言うならちょいとゴスがかったメイクとかした、コスプレ的なパーティーのような印象。クロークのお姉さんからして黒尽くめのまるで魔女のようなファッションで、そうねー、あの「エルヴァイラ」みたいな感じ、と言えば分かる人には分かるかも。 そこではバンドもありで、お客さんもかなりの盛況ぶり。でも、スタッフ以外でそれっぽい雰囲気の人はあんまりいなかったような。ドレス・コードも特になかったし。誰でも入れて楽しめる気軽な感じかな。DJのかける音楽は明らかに60年代のアシッド・サイケなナンバーが多かったけれど、お客さんは踊る人もいればバーで立ち話しながら、ずっと飲んでる人もいる、というようにかなりそのへんテキトー感満載なパーティーで、不慣れなぼくと友人たちも案外居心地は悪くはなかった。 そこでこの写真。3人で並びで写っているのは、もちろん、真ん中がぼくで、その右手のロングヘアーがリーダーのDR(名前が出てこないよ。解説まで書いたちゅーに!)で、左は??誰なんだ。マネジャーかな。どなたかご存知の方いたら教えていただきたいんですが。そして、もうひとり、目貼り入れてスターっぽい雰囲気の彼、この人も思い出せない。モノクローム・セットのビド?いや〜、ちょっと違うよなー。マイケル・モンローでもないし、誰なんだ。でも写真に写っているくらいだから多分、名のある人だとは思うんだけど、思い出せません。過去は振り返らないタチだからね。な〜んて単に記憶力が悪いだけなんですよ。 ただ、ああいうパーティーは日本ではぼくも試みたことあるんだけど、ロンドンと東京ではクラブに来る客層が明らかに異なり、つまり、あちらではティーンはまずいないね。何しろアルコールの出る店には入れませんから。だから必然的に大人が遊びに来る。でも、日本ではクラブのお客のほとんどが未成年ですから。今でもそうだね。最近はそのへん、規制が厳しくなったものの、やはりオトナはクラブには行かずカラオケか飲み屋です。いや、ヤングもそうなりつつあるね。文化や社会の違いと言えばそれまでだけど、日本にも夜遊び上手なオトナたちは昔はたくさんいたんだけどな。ぼくはそういう人たちを見て育ったから。ガキは帰れよ!みたいな感じでね。だから、逆に「LONDON
NITE」ではそんなガキがいっぱい集まったんだろうな。ワルいオトナたちに教育されながらね。そんなことをこの写真見ていたらフと思い出しました。

GOSSIPS

真ん中がぼくで、その右手のロングヘアーがリーダーのDRで、左は??誰なんだ。マネジャーかな

この人も誰なんだ?